ワイドタイプのスイッチプレートを創る。その6(取扱説明書を作る)
サプライヤーさんとの調整も終わり、金型を発注したのは11月の中旬でした。
金型が出来上がるまで少し間が空きます。予定では来年(2017年)の1月初くらいになるかと思います。
いつものことですけれど、金型が完成してそのテスト鋳造品を手にとってみるまで何か失敗はなかったろうかとハラハラドキドキです。
万全を尽くしたつもりですが、思わぬことが起こるのがmono作りの常です。
簡単なプロダクトですけれど、やっぱり心配です。
何事もありませんように。
金型が完成するまでの間に取扱説明書や、パンフレット等の印刷物、WEBデータの準備等、やることは結構あります。
まずは取扱説明書から片付けていきましょうか。
また昔の話をして恐縮ですけれど、昔は説明書とか印刷物を準備するのは大変でした。
まず印刷するのは版下なんてものが必要だったのです。
テクニカルイラストなんかは手書きで下書きして墨入れ(墨入れってわかりますでしょうか?鉛筆書きの下絵をペンとインクで描くのです。)して、文字は写植を打ってそれらをペタペタ台紙に貼ってとかやったものでした。
もちろん大部分は版下屋さんがやってくれたのですが、イラストなどの墨入れなんかよく自分でやりました。
DTPになってからはAdobeイラストレーターでほとんど完成してしまいますね。
イラストも3Dからモデルを投影してイラストレーターファイル形式へ保存できますので、分解図なんかも簡単にできて大助かりです。
図面なんかもDXFファイルを少しイラストレーター側でパスを調整して出来上がり!。
うーん、いい世の中になったものです。
印刷もデータをWEB入稿して、しばらく待てば印刷物が届くし言うことありませんね。
ただし、データのミスは許されませんけど。
DTP(デスク・トップ・パブリッシング)とはよく言ったものです。
これで原稿データはできました。後は間違いがないように、校正を入念にすることになります。